こころ元気研究所 鎌田敏(びん)

こころ元気研究所 所長・(株)エンパワーコミュニケーション 代表取締役  鎌田 敏(びん)

昭和43年生まれ。大阪育ち。 こころ元気配達人として、笑顔と元気をお届けすべく、全国各地で講演・研修活動を行なう。 行政、学校・PTA、社会福祉協議会、福祉ボランティア団体、企業、商工会議所、商工会、法人会、労働組合、青年会議所、医療機関、介護福祉施設など多方面から講演・研修依頼をいただいている(年間約180箇所)。

神戸大学卒業後、入社と同時にバブル経済の崩壊、いきなりリストラを経験。様々なアルバイト経験

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自分の価値を高める

『周りで就職活動してる人をみると、「自分の労働力の対価として金をもらう」という仕組みに入るのでなく、「属するとお金がもらえるとこに行く」感じがしてなんだかなぁと思う。利益を自分で生む感じがないんだよな。』これからの日本をイメージするうえで重要なメッセージを発信し続けている研究者であり、アーティストであり、・・・であり、と多才な顔を持つ落合陽一氏の言葉。これは思わず背筋のびます。思えば、僕が就職するときに「利益を自分で生む」という気概は1mmもなかったかもしれない・・ホント「属するとお金がもらえるとこに行く」感覚だったと思います(汗)。もちろん、この感覚は僕だけでなく多くの人が同じ道を通ったことがあるのではないでしょうか。ただこの場合、属している先が突然閉鎖したときにどうなるのでしょうか。属する先が閉鎖、吸収合併、大規模リストラ・・・現代は、これから先はこうしたことが十分に予想される時代というか、もう当たり前になっていますね。「利益を自分で生む」とは「価値」を高めるということですね。価値にはスキルや信頼、人間性などすべてが含まれます。AIなどテクノロジーの想定以上の進化が起こる現代日本社会において、自身の価値を高めることに意識を向けて行かねばならない時代ですね。GWは自分自身をふりかえり、自身の価値を高めるために学習する時間として活用するのもよいかもしれませんね。

歴史に学ぶリーダーシップ

「善く戦う者は、これを勢に求める」(孫子)高校野球で「ミラクル」と呼ばれるチームが登場することがあるが、一戦一戦、勝利を重ねていくことで、チーム全体に「勢い」がつき、当初の評判を覆す素晴らしい結果を残していきます。チーム競技の選手たちが、試合前に円陣を組んで選手たちが、勝利に向かって高揚していく光景をよく見かけますね。ラグビーとか。これを《サイキアップ》といいますが、心を高揚させることで、「勢い」をつくりだしていくわけです。これらはスポーツの例ですが、いかに組織の中で「勢い」をつくりだしていくか。リーダーにとって大切な役割です。ダニエル・キム博士の成功循環モデルがありますが、出発点は「関係性の質の向上」です。人間関係が悪い組織では協力姿勢もありませんし、空気も悪い。心は空気感染します。萎縮した空気の中では、勢いは生まれません。本当の意味で勢いのある組織とは、人間関係が良い組織です。無理やり圧力をかけて「勢いを出させよう」という組織ではなく、良好な関係の中から自然と「勢いが出てくる」組織づくり。関係性の質の向上に効果的なリーダーシップが求められますね。シップとは船です。仲間をどのような船に乗せたいのか。どうすれば荒波をも越えていく船になるのか。クルーのみんなはどんな表情をしているのか。リーダーにとって大切な自らへの問いかけですね。